Freddie Mercury(Vo./Piano),Brian May(G./Vo),John Deacon(B),Roger Taylor(Dr./Vo)


QUEEN(戦慄の王女)                         (1973.7.13)
1.Keep Yourself Alive
2.Doing All Right
3.Great King Rat
4.My Fairy King
5.Liar
6.The Night Comes Down
7.Modern Times
       Rock'nRoll
8.Son & Daughter
9.Jesus
10.Seven Sea Of Rhye
  (instrumental)
QUEENのデビューアルバム。第一印象としては、第一作目でこれですか!と思ったような記憶がある。というのは、買った当時の私には、M4やM5など曲の構成が複雑に思えたから。今でこそ大好きなアルバムだけど、購入して当分はちょっと不思議アルバムだったかも・・・。M2は、もとはQUEEN以前のBrianとRogerのバンド"Smile″の曲であるが、メロディも、それを歌うFreddieの声も大変綺麗で聴くとときめく一曲(Smile.Verもよいけど)。全体的にもだけど、特にこの曲とM6は、なんだか澄んだひんやりした空気が似合う感じがする。(夜が更けたころの)M1はストレートでかっこよく、彼らのライヴでは長く演奏された一曲。M5などを聴くと、けっこう複雑だと思うし、曲の構成や展開を思うと後の名曲「Bohemian Rhapsody」の誕生も納得できる。M5も名曲だなぁ。M7ではRogerのハスキーなVoが聴ける。(はじめて聴いたとき、RogerのVoを聴くのも初めてで、あの可愛らしい顔からこの声か〜と、ちょっとよくわからない感動をした)M8もリフがかっよこくてライブのときもよかった。
私だけかもしれないけど、このアルバム、曲の出だしだけではつかみにくいものが多いように思う。特にM4やM5、M6(多くはないですね^^;)は、聴き始めた頃はこの曲どんなんやっけ?みたいな感じですぐに曲の全体像が浮かばなかった。まぁこれらの曲は曲自体の展開も複雑なのでそれでいいんだなぁと思うようにもなった。しかし、M6、あのギターの音とメロディの後に、あの美しいゆったりしたメロディがくるとは・・・しかもその前奏がちゃんと後で主体のメロディとからんでいるのだからすごい。1stアルバムながら、感心してしまう。(そしてこのあとも感心続きなのだった)
後期のFreddieの声の力強さも好きだけど、このころの声も別の美しさをもっていて好きだな。                          (檸檬茶)
1.6.8-May  3.4.5.9.10-Mercury  7-Taylor  2-May,Staffel


QUEENU(クイーンU)                          (1974.3)
Side White
1.Procession
2.Father To Son
3.White Queen
       (As It Began)
4.Some Day One Day
5.The Loser In The End
Side Black
6.Ogre Battle
7.The Fairy Feller's
     Master-Storoke
8.Nevermore
9.The March Of
     The Black Queen
10.Funny How Love Is
11.Seven Seas Of Rhye
ファンの間では「A Night At The Opera」と一二を争う人気(といわれています)。たしかに・・・すごい。アルバム1枚で1曲みたいな勢い。一気にアルバムを聴こう!(初期作品はアルバム単位で聴く、というのが強い)
まず、SideWhite。Brianの曲が大変美しい。M3のライブはFreddieのピアノがすっごく素敵で感動ものです。もちろんこのスタジオものもよい。BrianのVoのM4、RogerのVoのM5には、聴いてすぐすごくはまってしまった。Freddieとは違った魅力があるし、これらの曲には確かに、この人たちが歌うほうがあっている。(いつも歌っている人とは別の人が歌っている、というのに私は弱い。でも再びFreddieの声がすると、あぁやっぱこの人の声はすばらしい!という結論に達する^^;BrianとRogerの声も大好きだけど)
そして、FreddieのSideBlack。ここからがこれまたすごい。一曲一曲の展開もさることながら、M6からM11にかけての展開がすごい。もちろん一曲ずつすばらしいけど、"SideBlack″というまとまりで聴くとよりすばらしい。私が知っている中で、一番シャッフルで聴いてはいけないアルバムかも(笑)  なんとなく一曲一曲の感想を言うのがむずかしいので、もうこれは聴いてくださいとしか言えなくなっちゃうのですが・・・^^;。M9の1フレーズだけRogerの声が入ってくるとこがよい感じで好き。それにしてもすごいな・・・Rogerのアァーっ♪
                                       (檸檬茶)
1.2.3.4-May  5-Taylor  6.7.8.9.10.11-Mercury


SHEER HEART ATTACK(シアーハートアタック)    (1974.11)
1.Brighton Rock
2.Killer Queen
3.Tenement Funster
4.Flick Of The Wrist
5.Lily Of The Valley
6.Now I'm Here
7.In The Lap Of The Gods
8.Stone Cold Crazy
9.Dear Friends
10.Misfire
11.Bring Back
     That Leroy Brown
12.She Makes Me
(Stormtrooper In Stilerros)
13.In The Lap Of The Gods
        ...Revisited
しょっぱなから、めっちゃくちゃかっこいいM1!この曲のBrianのギターは、めずらしく“暴れている”(飛び跳ねてる?)という表現が似合う。(←まったく勝手な見解ですが。)ギターソロは、言ってしまえばギターのおっかけっこなのだけど、これがすっごくうまく絡んでいてある意味感動をおぼえた。ヘッドホンで聴くとおもしろい。あとこの曲のFreddieの高い声から低い声に変わるそのときがたまらん。M2もほんと名曲。M3からM5のまとまりもよい。3曲ともぜんぜん雰囲気の違う曲なのに、これがまたうまい具合につながっている。(実は初めて聴いたとき、ぼーっとしていて、すでに5曲目にまで入っていたとは気づかなかった。まぁこれはただのマヌケ。)レコードでいうとB面の最初の曲にあたるM7、またまたRogerのアァーっがすごい。ちょっとびびる。だんだんと曲が落ち着いていったときすぐ始まるM8の、この入り方がまたかっこいい。(ライナーノーツの「ジェットコースターアルバム」たる所以?)そして正反対なM9でしっとりしたあとに入る、初のJohn作のM10。なんだか“かわいらしい”メロディと、そのメロディに乗るFreddieの声がすごく好きで、個人的には“ほほえましい”という感じがしてならない。(でもこの曲の歌詞、結構ぶっ飛んでるらしいですね^^;深く考えなーぃっ!)私はDeaconさんの曲を歌うフレさんの声が、なんだかほかの曲を歌うときとちがった感じがして、その感じがとても好き。次のM11、こういった曲でQUEENの実力を思い知らせれるような気がする。なんでもできちゃう(っていうかやってのけちゃう)んですね。Bring Back〜♪の分厚いコーラスが気持ちいいし、曲自体が楽しい。ライブでは歌わずピアノだけというのもあったけど、それはそれで楽しくてフレディのピアノ裁きに感動。M12、これもまったくまぬけ話なのですが、Brianのヴォーカルだと気づいたのは、購入してから半年はたっていました。なんでかFreddieがうたっている思い込んでいた・・・おぃおぃ。そしてM13で壮大な感じでおわり。
このアルバムも、意外と(?)A面、B面と意識して聴いた方がいいかも、と最近思い始めた。(つまりレコード時代の作品は全部)彼らもA,Bを意識して作っていったわけだし。ってことで、これからはもうすこしA面B面を意識して聴こーっと!                        (檸檬茶)
1.6.9.12-May  2.4.5.7.11.13.-Mercury  3-Taylor  10-Deacon  
8-May,Mercury,Taylor,Deacon
    


A NIGHT AT THE OPERA(オペラ座の夜)      (1975.11)
1.Death On Two Legs
2.Lazing On
   A Sunday Afternoon
3.I'm In Love With My Car
4.You're My Best Friend
5. '39
6.Sweet Lady
7.Seaside Rendezvous
8.The Prophet's Song
9.Love Of My Life
10.Good Company
11.Bohemian Rhapsody
12.God Save The Queen
QUEENのアルバムの中でもっともQUEENらしく、最高傑作として挙げられていることの多い作品。これに限らずどれもQUEENらしいとは思うのだが、やはりM11などの彼らにしかできない、彼ら以外では存在を果せなかったであろう曲のためと、バランス(展開と流れ)のよさで、傑作としてあげられるのだと思う。(どれが最高傑作だって決めれないし、その必要はない。)たしかに一曲一曲の楽曲、そしてバランスが大変よい。すっばらしいです。一曲一曲いいとは言いつつも、この作品もアルバム一枚でひとつのものであるというのが強いため、一つの曲は“アルバムの一部分”という感じに今まで聴いてきたように思う。おどろおどろしい第一印象(私はそう感じたのです)のM1。ガラッとかわって軽快なピアノで始まるM2。そして間髪いれずつづくM3。Rogerのハスキーヴォイスを満喫。ここまでの流れがまずまとまっていてよい。M4はJohn作の、またまた暖かい雰囲気の曲。この曲でもFreddieの声が優しくって綺麗でよい。Brianの歌うM5はアコースティックギターの音色が美しく、それに乗るBrianの声とメンバーのコーラスとの重なりが綺麗で、これまた素敵な曲。サビのコーラスは、コーラスでひとつのメロディという感じ。ライブではFreddieが歌っていて、それもよいけど、Brianの声でのライブも聴いてみたかった。M6の乾いた感じの音もかっこいい。るんるん楽しい(?)M7。(聴いてるとロジャーかフレディが海辺ではしゃいで遊んでいる気がしてくる・・・。なんだか二人一緒でって感じではないんだけど・・・何言ってんだ?)ほかの曲もそうだけど、QUEENの曲は、ピアノという楽器も他の楽器と同等の位置にあるのところが私は好きだ。M8はブライアン作のM11に負けない大作。途中は「Sheer〜」でのギターのおっかけっこに続いて、今回はFreddieの声のおっかけっこ。すごいというか、圧倒される。そして再び楽器隊の演奏が戻ってきたときがまたすごくかっこいい。つづいて名バラードのM9。(この2曲がこれまたうまくつながってるんだからすごい)そしてBrianのM10で、M11。
“充実した一日”のようなアルバムだと思う。たった45分弱の間に、そんな時間を過ごした気がする。
曲ごとに変わるFreddieの声にも注目!!(このアルバムに限らずですが)                                    (檸檬茶)
1.2.7.9.11-Mercury  3-Taylor  4-Deacon  5.6.8.10-May


A DAY AT THE RACES (華麗なるレース)       (1976.12)
1.Tie Your Mother Down
2.You Take My Breath Away
3.Long Away
4.The Millionaire Waltz
5.You And I
6.Somebody To Love
7.White Man
8.Good Old Fashioned
         Lover Boy
9.Drowse
10.Teo Torriatte
  (Let's Us Cling Together)
前作とジャケットが似ているためか、「A Night〜」の姉妹品という印象のある作品。しかし、それはあくまではジャケットでの話。中身はまた違ったQUEENならではのバラエティに飛んだ内容になっている。
M1はBrianならではの、ストレートなロックナンバーで、リフもかっこいい。ライブで生で聴いてみたい一曲。(もちろんどの曲もそうだけど。)M2は美しくもせつない。そしてFreddieの表現力の多彩さにまた驚く。M3は、Brianがヴォーカルをつとめている。彼の曲の中でもすごく好きな一曲。ギターの音色が美しく、そしてかわいらしい感じ。ベースラインも印象的だけど決して邪魔にならない。全体的に落ち着いた感じの曲で、Brianの声が良くあう。コーラスのFreddieの声もまた綺麗で、聴くたびに、この人をコーラスに使うなんてなんと贅沢な!と思ってしまうが、この曲はBrianでなければならないと思う。あたりまえだけど、メインヴォーカルの選択はいつもぴったりです。M4は、QUEENというかFreddieはこんな曲まで作ってしまうのか、という感じ。でももう5枚目、驚きません。流石!ワルツにベースがしっくりきてるところも流石。「QUEENならでは」。M5、今回もやさしいFreddieの声とかわいらしいメロディのJohnの曲。入りのピアノとベースがまず良い。ところどころ絡んでくる、ギターやコーラスも印象的。M6は、初めて聴いたとき、最初のコーラスがなんとなく、初期ディズニー映画の始まりの部分を思わせた。(ブロンズの本の表紙が開く前のスタッフの名前が書かれているところ・・・わかるかな?というか思ったのは私だけだろうな。)M7は同じくBrian作の「The Prophet's Song」と似た雰囲気の印象をうける。個人的に、この曲の存在とこの位置が、「オペラ座」の姉妹品としてあげられてしまう理由のひとつにあるのではないかと思う。M8は、ピアノが特に印象的。M9はRogerがヴォーカルで、ほかの曲とはちょっと違った独自の雰囲気を持ち合わせている。だからといって浮いたりしているわけではない。聴き入ってしまう一曲。入ってしまう聴いていてなんとなく胸が締め付けるメロディと音(苦しいという感じではなく)。とても不思議な曲。M10は、やはり日本人のファンとしてはうれしい日本語入りの曲。サビごとに増えてゆくコーラスがメンバー一人一人の声が聴こえて印象的。あぁ日本人でよかった〜と思わせてくれました。
題名では、オペラは夜、レースは昼といった感じだけど、ジャケットのせいか私のイメージは逆。このアルバムは、「QUEEN」と同じ、ひんやりとした空気の静かな夜(でもこちらのほうが夜は浅い)が合う。「オペラ座」でにぎやかに遊びまくって過ごした後、夜に「レース」を一人でじっくり聴きたい。・・・どうでしょうか?

                            (檸檬茶)
1.3.7.10-May  2.4.6.8-Mercury  5-Deacon  9-Taylor



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